7月16日、23日、24日と海浜清掃を行いました。
清掃後の志多留湾の地磯。
3日とも午前9時から午後16時過ぎまでの作業で、炎天下の中だったので疲れました。
この海浜清掃は伊奈漁協が主導で行い、伊奈漁協管轄の越高、伊奈、志多留、田ノ浜の4集落の漁協組合員が行いました。
それぞれの集落ごとに仕事が割り振られ、我らがチーム田ノ浜は海岸でのゴミ拾い3割、ゴミ集積所に集められたゴミの詰め替え作業7割といった仕事内容。
堤防の内側に溜まったゴミを撤去。
ゴミの集積所は廃校になった伊奈小学校、中学校のグラウンドです。
漁協組合員の多くがここを母港としているため、清掃作業をしながら、自然とこの学校での思い出話に花を咲かせていました。
面白かったのは田ノ浜の某サバ釣り漁師さんが、
「俺はこの辺で〇〇(越高の某漁師さん)に落とし穴に誘導されて、引っ掛からないからという理由で殴られた!」
とおっしゃっていました。
落とし穴に引っ掛からないから殴るって、ロンハーでもそんな理不尽なことないっすよね 笑
見渡せば綺麗な海ですが。。。
足元はゴミだらけ。。。
灯台下暗しです。足元をしっかり見て進んでいきましょう。
清掃活動を通して印象に残ったのはやはり海外産のゴミの多さ。
海外由来と思われるペットボトルやインスタント麺やお菓子の袋、医療器具??みたいなものがたくさんありました。
研究員時代の友達尾崎くんのデータによると韓国、中国起源のゴミが多いようです。
ペットボトルに関してはだいたい僕が拾った印象と似た割合だったと思います。
一方で、漁具も相当捨てられていて、そちらは由来はわかりませんでしたがおそらく相当量が日本起源ではないかと思います。
尾崎くんのコメントにもあるように、
「まずは日本国内からどうにかしましょう」
ですね。
漁師さんたちとお付き合いしていると平気でペットボトルや空き缶、タバコの吸殻を海に捨てている人を見かけます。
やはり残念な気持ちになります。
漁師さんも職場環境を良くする努力をしないといけないと思います。
その精神は資源管理にも通じますからね。
集められたゴミは発泡スチロール、プラスチック、漁網類、木の大きく4つに分類され、黒のトン袋に入れて保管しています。
一番手前が木ですが、かなりの量あります。
海水が付いているのでダメなのかもしれませんが、薪として使えないんですかね。
「補助事業でトン袋何袋がノルマ」みたいになっているでしょうから、「薪として使うなんてゴミが減ってノルマ達成に差し支えるからダメ」ってなことになるんでしょうか。
対馬の漂着ゴミ問題に関してはいろいろな情報があるのですが、海外も関わっている問題であることや補助事業としてお金が絡んでいることもあり、なかなかすっきりした解決策を見出すことができません。
(情報収集すると、かなり過激で問題の本質とは違うコメントがたくさん出てきてゲンナリします。。。)
昨年対馬での実施が決まったクラウドファンディングで資金調達した海洋ゴミ回収プロジェクトですが、どうなっているんでしょうか。
18歳の高校生が開発した「海洋ゴミ回収プロジェクト」が、対馬から始動! | TABI LABO
もし、本当に対馬で実施されて、ゴミが効率的に回収できたとしたら。。。。
個人的にはとても良いことだと思いますが、補助事業費をあてにしている人たちからは、
「俺たちのゴミを返せー!」
みたいな、側から見ると不思議な運動が起こらんとも限りません。
この辺は日本の補助事業全般にいえる歪みのように思います。
それはそうと、清掃活動で周辺地域の人たちと交流できることを皆楽しみにしているように見えて、実際楽しそうにお話したりしていたので、交流を目的にしたイベントを年1〜2回ぐらいできたらいいな〜と勝手に思いました。
「お前が音頭を取れ」と言われたら、今は仕事しつつフラットアワー飲み会の運営で手一杯なのが現実なんですが、協力してくれる漁師さん仲間がでてきたらやりたいですね。
「対馬の海の幸、山の幸の豊かさを再確認する会」みたいなイベントを年2回ぐらい、伊奈小中学校グラウンドでできたら素敵です。
個人的には春と秋、マダイとマサバ、米、シイタケのシーズンにできたら激ウマ料理つつきながら楽しいパーティーになると思います。
伊奈小中学校のグランドなら200人ぐらいはいけるんじゃないでしょうか。
本日は南西の風で軽く時化ているので、心置きなくフットサルに行けます。
では行ってまいります。
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