台風です。
これ以上ないというぐらい対馬に影響の出るコースなので、厳戒態勢です。
さて、先週は僕が大学院時代の後輩で神戸大学で研究員をしている板倉くんに対馬に来てもらい、対馬の小学校3校で授業をしてもらいました。
昨年度もウナギをテーマにした教育プログラムを実施したのですが、授業後の児童・先生方へのアンケートを見ると、
・ウナギを捕まえてみたい!
・川でのウナギの暮らしについても知りたい!
という要望が多数ありました。
昨年度は僕と塚本先生による授業がメインで、僕は産卵場調査の風景や海でのウナギの生態について話しました。
塚本先生は僕の講義を受けて、産卵場調査の最先端研究のことやウナギの資源についてのお話に重点を置いてくれました。
なので、児童や先生方の「川のウナギの暮らしは??」 という疑問は当然浮かぶもので、今年は是非川のウナギについても知って欲しいと思いプログラム作りを行いました。
川のウナギの研究で今一番勢いのある板倉くんに声をかけさせてもらったら、「いいですよ!」とのありがたい言葉をもらったので、以下のように3つの授業で構成しました。
板倉くんの授業は本当に素晴らしかったです。
「小学生相手に発表するのは初めて」とのことなのですが、しっかりと小学生用に平易な言葉でわかりやすいスライドを準備してくれました。
また専門的で児童の集中が逸れそうな箇所の近くには、そうならないように面白い仕掛けを散りばめてくれました。
対象は5、6年生だったのですが、教室の熱気に導かれ、3年生も授業を聞きにきました 笑
(一番後ろの列は3年生)
授業だけでなく、ウナギを実際に捕まえてみよう!ということで、ウナギ筒、ウナギ塚を設置して採集を試みてみました。
この手の仕掛けは長く川に設置しておいたほうが入っている確率が上がるので、板倉君が来島する前にウナギ塚は仕掛けました。
しかし、50年に1度の大雨で流されてしまい、その後再度設置したため、設置から回収まで3〜4日しかとれませんでした。
ウナギ塚の採集風景。
ウナギは残念ながら入っていませんでした。
代わりにドンコやエビ、カニがたくさん入っていました。
別の学校ではウナギ筒で採集を試みました。
餌は贅沢にイナサバを使いました。
ウナギ!!
と思ったら、ギンポでした。。。。。こちらも残念ながらウナギGetならず。
ウナギ筒に関しては板倉君が滞在中に設置と回収両方行うことにしたので、やはり1〜3日しか川に浸けておくことができず、採集確率が低かったのが反省です。
なかなか難しい。
来年度もし同じことができるなら、設置は事前に行い、回収だけ講師も含めて行うようにしたほうがいいかもしれません。
餌も改良の余地があるかも。。。
お昼ご飯は学校で給食をいただきました。
対馬の学校は複式学級も多く、この写真の学校は5年生で9人の学校でした。
少人数なので給食の時にはこのように机で円を作ってみんな向き合って食べます。
久しぶりの給食はなかなか美味しかったです。
児童の中に、「地元集落で憩いの場がないので居酒屋をしたい」という強者がいました。
10年後、20年後、しっかり集落を残していくぞ〜!居酒屋できたら絶対飲みに行くぞ〜!!
というか、魚出すぞ〜!
夜は対馬の魚を肴にしっかり飲んで語らいました。
板倉ありがとう〜!
来年も声かけさせてもらうかもしれん!
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