*写真はお客様の許可を得て掲載しています
先週末、ブルーツーリズム でお客様2名をコーディネートしました。
当初の予定では、1日目は船釣り、2日目は岸釣りで、行程は、
1日目:早朝対馬(比田勝)着 → 志多留地区に移動後、朝一から出船 → 田ノ浜地区で宿泊
2日目:早朝田ノ浜で岸釣り → 釣りをしながら南下 → 16時前の飛行機で対馬離脱
の予定でした。
ただ、1日目、強い南西風で船釣りできませんでした。。。。
対馬の西側は岸釣りも難しい状況で、浅茅湾内や東側で岸釣りをされたようです。
また、お昼は「アナゴ亭」でアナゴ尽くしを食べたり、烏帽子岳、和多都美神社へ行くなど、100%釣りのプランから観光を含めたプランに変更して1日目を楽しんでくれました。
しかも岸から30センチクラスのカサゴが出るなど、釣りでも対馬の海を感じてもらえました。
1日目に遊漁を行えなかったので、もし行けたら2日目に半日でもいこうということで初日を終了しました。
天気予報では、うねりが残る予報だったのですが、1日目の夕方からそれまでの暴風が嘘のように無風となり、2日目の早朝にはかなりうねりが取れていました。
それでも、また午前中から風が強まる予定で、釣り場に行って風が吹き始め、ほとんど釣りをできずに帰ってくる可能性が濃厚だったので、そうなった場合、なかなか料金も取りづらいし、かといって燃油代はかかるわけで船長としては難しい状況だったと察します。
それでも、「まずは行ってみよう!」と船長が行ってくれて、2日目6:30に出船しました!
結果的には、予報はいい方向に外れ、対馬離脱のフライトから逆算して志多留をでなくてはいけない時間ギリギリまで釣りをしてもらうことができました。
釣り方ですが、タイラバやジギングという釣り方をメインにやっていますが、最近はスロージギングというジギングから派生した釣り方も試していただいています。
左側が一般的なジギング用のルアー、右側がスロージギング用のルアーです。
両方ともナマリを主な材料としたルアーで、密度が高く、強い流れの中でも しっかりと沈むルアーです。
違いは形状で、スロージグの方がファットで、左右、上下非対称なものが多いです。
一般的なジグは細身なので、高速で巻き上げて、逃げる小魚を演出するのに適しており、スロージグはイレギュラーな動きをして弱った魚を演出するのに適しています。
なので、大雑把にいえば、遊泳力が強く、逃げる小魚も活発に捕食する魚に対してはジグを、食いが渋い時や待伏せ型の魚を狙うときにはスロージグを使うと良いです。
もう一つ重要なのは、ジグは高速で巻き上げるのが基本動作なので、ある程度体力がないと難しいですが、スロージグはゆっくり誘うので体力に自身のない方でも楽しめます。
また、ゆっくり誘っているときに大きなアタリを感じることができるため、ジグでがむしゃらに巻いているよりも釣り味があるように思います。
スロージグもいろいろあります。
僕自身スロージギング歴が短いので、定かかどうかはわかりませんが、はっきりと傾向として感じるのは、日によって、グロー(夜光)系と非グロー系で釣果が変わることがあることです。
ポイントは水深50〜100数十メートル前後で薄暗い環境なので、太陽光を吸収した夜光塗料ははっきり魚に見えていて、派手なのが好きな時にはグロー系、落ち着いた色が好きな時は非グロー系がよく釣れるのでしょうか。
青、ピンク、黄色などの色の違いによって釣果が変わることは今の所ないように感じます。
なのでスロージギングを始める時はその二色(グロー系と非グロー系)を買うといいと思います。
今回のお客様は普段、日本海側でジギングでブリなどの青物を狙って釣りをされているようなのですが、今回はレンタルロッドでスロージギングも体験してもらいました。
スロージギングで連れたウッカリカサゴ2kgオーバー!
ウッカリ釣れてしまったからウッカリカサゴではないです。
ウッカリカサゴという名前は標準和名です!
カサゴとウッカリカサゴの見分け方はかなり難しいですが、以下のサイトがわかりやすいです。
専門家も間違えるそっくりさ!? 「カサゴ」と「ウッカリカサゴ」の見分け方 - 釣報 [ツリホウ]
他にもマハタをタイラバで。 (指が写ってしまいました。。)
ウッカリカサゴとアヤメカサゴ。
マハタの3kgオーバーもスロージギングで釣れました!
スロージギング で初めてコウイカが釣れました。
ヒットレンジは100mほどでしたが、コウイカってそんなに深い場所にも生息しているんですね。。。
半日でも十分楽しめ、クーラーはご覧の通りです笑
お客様には身軽に来ていただきたいので、釣った魚は後日クール便で送るようにしています。
これらの魚は昨日お客様の元に届き、美味しく召し上がっていただきました!!
1泊2日でアッと言う間でしたが、ありがとうございました〜!
どの釣り方も奥が深いのですが、スロージギングは始める時の基本動作がそれほど難しくなく、体への負担が小さいので初心者の方でもある程度結果が出るんじゃないかと思います。
ただ、スロージグの形状やロッドワーク(竿の扱い方)の微妙な違いによって、特に魚の活性が低い潮回りでは釣果が大きく変わることも多いです。
その時々のヒットパターンを見つけた時の充実感は何ものにも変えられません!
是非遊びに来てくださ〜い!
0 件のコメント:
コメントを投稿