定置網漁で獲れたヌタウナギ。
対馬ではドロボウと呼ばれます。
こんなに大量に漁獲されることは珍しいですが、数匹〜10匹ぐらいが高頻度に獲れます。
未利用魚に興味を持ってくださっている飲食店さんがいらっしゃって、試しに使ってみてもらうため確保してみました。
このヌタウナギ、刺激を与えるととんでもないヌルヌル物質を放出します。
少し前に、ヌタウナギをはこぶトラックが横転してヌルヌル物質が散乱し大変なことになったこんな記事も話題になりました。
この記事でも書かれているように、韓国や海外の一部では食べられている生物です。
実際、昨年釜山に遊びに行った時に市場で売っていました。
活魚で売ってる横のお店で調理してくれるスタイル。おそらくBroiled eelsはヌタウナギだと思います。
お客さんに出すなら自分たちでもいろいろ調理をしてみないとということで、越智くんが率先して調理してくれました。
皮をはぐ越智くん。
ヌルヌルに苦戦したようですが、キッチンペーパーなどでつかめばはげるようです。
皮をはいだ身をぶつ切りにして、片栗粉をつけ、素揚げ。
いざ実食!
ん〜。うまい。。。。か???
何もつけていないのに、謎の下味あり感。。。。
あ、後味に違和感あり。。。。少しの酸味と臭み。。。。
食感は面白いです。少しゼラチン質をまとった軟骨のようなコリコリした感じ。
僕はもう少し揚げる時間を長くして、少し焦げたぐらいにすれば良いのではと提案。
越智くんは、干して水分を飛ばしてみるのも良いかもとのことでした。
ようは少し水分量が多いので脱水すると食感は面白いので使えそうかなと思います。
全部同じ味で食べるのは飽きそうだったので、途中から「みがらしみそ」をつけて味変!
単純に梶田商店の「みがらしみそ」が美味しく、ヌタウナギのコリコリ食感とよく合い美味しく食べられました。
カラッと揚げて、コチュジャンベースのタレをからめるとかは相当美味しいおつまみになりそうです。
昨日、越智くんの歓迎会を地元の方々を招いて行いました。
たこ焼き、熟成マダイ、ニザダイの刺身、煮物など。美味しくいただきました。
実はたこ焼きの一部にタコの代わりにヌタウナギを入れました。
予想では臭みが強調されて罰ゲーム感が出るかと思いましたが、臭みは全くなかったです。
ただ、タコに比べればコリコリ感が足りないというか存在感がなく、ヌタウナギである必要性は感じませんでした笑
地域の方と楽しい時間を過ごしました。
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