水産海洋学会が終了し,日常生活に戻った.
今日は研究室のゼミでM1の研究報告.
事前に,「水温や塩分の可視化ソフトは何がいいか」と聞かれたので,
Ocean Data View(ODV)ってのがフリーで,使いやすいよとアドバイスしていた.
M1はODVを使って,主に伊勢湾の水温構造を可視化して,プレゼンしてたのだが.....
知多半島と渥美半島が島になっとるやないか!!
ODVは全球や海盆規模の膨大なデータを解析することも想定して,デフォルトの海岸線データはかなり荒くなっている.
もし,ローカルな海域を対象としているなら,海岸線データを高解像度にしてやる必要がある.
しかし,「ODV 高解像度」とかで検索をしてもなかなかいい情報が得られなかった.
で,ODVのオリジナルマニュアルを見たらちゃんと方法を書いていて,それ通りにやったらうまくいったので記しておく.
まずODVを立ち上げて,メニューのODVから環境設定(General Setting)を選択.
すると次のウィンドウが開く.
ここで左枠からMapのLayer Seriesを選択.
すると右枠にインストールできる海岸線データが現れる.
海域ごとに高解像度の海岸線データがインストールできるようになっている.
日本周辺海域のデータはETOPO1に収録されている.
6分間隔のデータ(ETOPO1_6min)か,より高解像度な2分間隔のデータ(ETOPO1_2min)かを選択する.ここでは2分間隔のデータにした.
インストールボタンを押すとインストールが始まる.
結構な容量なようで,なかなかインストールが終了しないが,気長に待つ.
インストールが終了すると,OKボタンがアクティブになるのでOKする.
これで高解像度データのインストールは完了.
しかし,デフォルトでは低解像度の海岸線データが選択されているので,高解像度のものに切り替えてやる必要がある.
高解像度にしたい地図上で右クリック→Propertiesを選択.
すると次のウィンドウが開くので,Layersタブを選択.
SeriesのGlobHRってのがデフォルトの低解像度データなので,そこをさっきインストールしたETOPO1_2minに変えてやる.
で,OKを押すと.....
知多半島,渥美半島が繋がる〜♪
ただし,高解像度データにしたぶん,空間領域を広げると読み込むデータが大きくなり,可視化に時間がかかるようになる.
なので,解析段階では低解像度データを用いて,
プレゼン用などで書き出す時に高解像度データに切り替えるなどしたほうが良いかもしれない.
実際にやってみた、面白い!!ありがとう^^ (張)
返信削除北上さん,コメントありがとう!
返信削除Windowsでもうまくいって良かった!!