大学で研究をしていた頃は東京、千葉、長崎に住んでいたが、外食する場所には困らなかったし、
店を選ばなければ24時間いつでも何かは外食できる環境だった。(千葉柏はそうでもないか 笑)
しかし、今は外食しようと思ったら、一番近い定食屋まで車で15分。
自炊のため、食材を買おうと思っても、一番近いスーパーまで30分以上かかる。
そんなマンガみたいなところに住んでいる。
なので、基本的に食事は自炊一択。
畑だらけでお裾分けをかなりいただけるし、魚も獲れるので、食材に困ることはないのだが、毎日自炊してたら、少しサボりたくなることがある。
そんな時、週2回火曜と木曜にお弁当を届けてくれる「舌るんるん倶楽部」のお弁当がとても便利で、気に入って毎回利用している。
(多分というか、絶対、「志多留」と「舌る」をかけてますね。はい。)
一般社団法人(マサチューセッツ工科大学と間違えないように一応)MITのオフィスがある対馬志多留地区にそのお弁当屋さんはある。
基本的に志多留やその周辺の伊奈、田ノ浜といった地区で採れた野菜や魚を使っていて、購入しているのはお肉など手に入らないわずかなものだけ。
対馬市が主催している学生実習で対馬に来た学生さんが企画したのが舌るんるん倶楽部の始まり。
地域の農作物が余っていることに着目。
それらの農作物を引き取り、地元の方たちでお弁当に加工して消費者に配達するというサービス。
配達までしてくれて並が400円、大盛りが500円。
(配達時間は選べないので、俺はいつもオフィスに届けてもらっている)
どのぐらい粗利があるのかわからんが、住民一人(移住者)がこれを主導して、これで食っている。
地域の方々は当番制でボランティアでやってるみたいだが、年に一度、売り上げたお金で皆で国内旅行にいっているらしい。
個人的にはもう少し高く設定して(+100円なら出してもよいと思えるクオリティ)、お小遣い程度かもしれないが地域の方々にお金を払えるようにしたらよいのかなと。
でも着想はすごくいいと思う。
この企画を通して、ほんの小さな集落の中ではあるが、モノやカネが動いて、人の交流も生まれている。
しかも俺のような怠け者も、ワンコインで週2日はサボることができる。
こういう小さなナリワイを育てていくのが地域づくりの視点として大切なんじゃないかと思う。
で、対馬市では学生を対象に、この舌るんるん倶楽部の活動体験やメニュー考案などを通して地域おこしを学んでもらう実習を行っています。
(俺は学生と地域の受入主体を結ぶ仕事をナリワイの一つにしています)
2015年度学生実習の再募集・随時募集:対馬で学ぼう〜学生の皆さんへ:対馬市域学連携ポータルサイト
俺のブログを見てくれている人と、この事業の対象者にミスマッチがあるのは重々承知してますが、
舌るんるん弁当の記事を書いていて図らずも宣伝になることに気がついたので、宣伝させていただきます。
プログラムNo.13「婦人グループとの連携による六次産業化支援」がそれにあたります。
興味がある人はご連絡ください。
いやいや、宣伝もそうなんですが、地で採れたものを食べて暮らすのはなかなかよいものです。
また、知恵を出して、地域の課題解決につながるようなナリワイ作りにトライするのもやりがい感じます。
是非対馬に遊びにきてください〜。
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