ちょうど12年前の今頃,大学受験の時にタダシと出会った.
俺は長崎大学を受験するにあたり,
試験前日に長崎入りし,一泊して試験を受け,戻ってくるという行程の航空会社の受験パックを使った.
試験は無事に終わったのだが,長崎空港へ向かうバスが渋滞に巻き込まれ,
飛行機のフライト時間の10分ぐらい前に空港に到着した.
まだ飛行機に乗り馴れていなかったので,フライト時間に間に合えば乗せてくれるだろうと思っていて,
フライト時間前に着いて一安心し,航空会社のカウンターへいった.
しかし,もうその便の受付は出来ないとカウンターで告げられた.
いやー,参ったな〜.
その便は伊丹空港行きの最終便だったので,その便に乗れない事は,その日に帰れないことを意味していた.
どうしようかと考えていたら,
「そんなんあり得へんやろ!」
と,大きな怒鳴り声が聞こえてきた.
聞いてみると,同じ受験パックで関西から来ていた受験生が受付の人に別の案を提案されたらしく,
その提案というのが,
「一度羽田空港へ飛んで,そこから新幹線で大阪に行く.ただし,料金は客負担」
というもので,それに対してキレた模様.
俺もめちゃくちゃな提案するなとは思ったのだが,
右も左もわからん長崎の地で,そんな関西人丸出しで怒らんでもええやんという気持ちが強く,
「痛い関西人おるな〜(苦笑)」
と思っていた.
結局俺は空港から長崎市内にバスで戻って,寝台特急で明石に戻った.
そして無事,長大に合格して,水産の一年生として生活をスタートさせたのだが,
同期にその「痛い関西人」がいた.
それがタダシだった.
俺は覚えていなかったのだが,俺とタダシの最初の会話をタダシははっきりと覚えていたらしく,
「自分,コテコテやな」って俺が話しかけたらしい.
あれから12年.
昨日,タブレットPC片手にうれしそうな顔をして,タダシが研究室に入ってきた.
「受かった〜!」
と,水研の職員に内定が決まった事を報告しにきてくれた.
タブレットPCにはスキャンした内定通知が!
「おお!おめでとう!」
本当にうれしかった.
T野さん,S崎さんがすぐに宴のセッティング.
最高な時間を過ごせました.
タダシのいいところは歯に衣着せぬものいいなので,長崎の水産のためにこれからも「痛い関西人」として頑張ってほしい.
俺も負けてられん.やらねば!!
エエ話やナー そのノリでがんばれ! MZ
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