昨年度、今年度と関わりをもたせてもらったESD(持続可能な開発のための教育)の合同研究会のため、東京出張しました。
会場は立教大学。歴史を感じる雰囲気のある建物で、とてもいい大学でした。
対馬以外にも北海道羅臼、静岡県西伊豆の自治体の方々が出席され、各自治体の取り組みを紹介しあいました。
僕は水産業に携わるものとして、産業を盛り上げるためのアプローチとしてESDを位置付けています。
なので、産業目線で「なぜ、今、ESDが必要なのか」についてプレゼンいたしました。
羅臼、西伊豆も水産業を基幹産業としており、またその衰退が地域の衰退を生んだ大きな要因であったようで、
「持続可能な資源管理をして水産業を成長産業に転換すること、そのために持続可能性についての視点を教育することが持続可能な地域づくりにつながる」
という僕の主張は結構刺さったようでした。
懇親会でもいろいろと意見交換させてもらいましたが、結局のところ抱えている問題は一緒だなという印象でした。
対馬や羅臼、西伊豆だけでなく、水産業を基幹産業としている場所はおそらくどこも同じ問題を抱えているはずです。
持続可能な水産業を行えるようにルール整備することが水産業を基幹産業とする地域の地域創生にとってもっとも費用対効果が高く、原則的なアプローチなんだろうという思いを強くしました。
僕はそのルール整備に直接影響できる立場にはありませんが、現場でできることをしっかりとやっていきたいと思います。
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