2010年7月29日木曜日

2年間ブログを続けてみて感じた事

2年前の今日,D1の時に俺はブログを始めた.

修士研究を通して,自分にはアウトプット能力が極端に欠落していると痛感したこと
が,ブログを始めるきっかけだった.

修士までの人生では,自分の考えていることをアウトプット"する"or"しない"の2択になった時
"しない"を選ぶことが多かった.

そしてパノプティコン効果なのだろうか,
アウトプット"しない"を選んだにも関わらず,
"する"場合にのみ得られるであろう周りの評価を得られることもあった.

しかし,修士過程に進学して状況は一変した.
修士課程とはいえ,研究者である以上,
アウトプットが評価対象の大部分となった.
当時からそのことはわかっていたが,
アウトプット"しない"癖がついていたのですぐには"する"に切り替えられなかった.

それでも,研究室,部門,専攻のゼミでいやでもアウトプットせざるをえなくなった.
で,アウトプット"する"を選んだ時,
俺は自分のアウトプット能力がトコトンないことに気づいた.

これからどのような道に進むにしても,この能力を向上させないと評価されないと思い,
どのようにこの能力を鍛えればいいかと考えた.

研究者にとって大事なアウトプットは当然"論文"なのだけど,当時M2の俺にとって,
それは最終目標であって,アウトプット能力向上のための訓練という位置づけではなかった.
いろいろ考えたすえ,その訓練としてブログを書くことにした.

2年前の記事を読んでもどこにも書いていないが,
そういう気持ちがあったことは今でもはっきり覚えている.
(そりゃそうや.アウトプット能力がないんやから書けるはずない 笑)

ブログを書き始めてすぐに損益分岐点をむかえた.

ブログを始めたことを知らせた家族や友人を中心に毎日10人ぐらいのアクセスがあり,
このことがモチベーションとなって平日は毎日書くことができるようになった.
何をやっても続かない俺がブログを始めるにあたって一番危惧していた事をクリアできた.

また,ブログを始めて半年ぐらいから,
ある程度時間をかければ自分の考えていることを文章に乗せることができると実感できるようになった.
書く→考える→書き直す
のセルフエディティング能力がちょっとずつ向上していると思えるようになった.

そして,最近ブログを通して変わったなと思う事は,
"アウトプットを原則としたインプット"
の心構えをできるようになったということ.
アウトプット"する"癖をつけることができるようになった後,
そのアウトプットの質や量を決定づけるインプットに意識が及ぶようになってきた.

まだまだアマちゃんやけど,
これからもブログを続けていきたいと思っている.

これからも7/29がきたら過去の記事を振り返って,
"あー,俺ってアホやってんな〜”
って毎年思えたら幸いだ.

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