海洋研には小さな掃除のおっちゃんがいる.
俺も朝は早い方で7時半ぐらいに海洋研にくるのだが,既におっちゃんは掃除の準備をしている.
最初のほうは挨拶をしても,ぶすーとしていたが,最近では返してくれるようになった.
おっちゃんはタバコを吸うので,研究室のスモーカー,3たく氏は喫煙所で何度か話したことがあるらしい.
話によると,大のジャイアンツファンで,その観戦が楽しみなのだとか.
今日もおっちゃんを見かけた.
男子便所の便器に顔を突っ込んできれいに磨いていた.
いつも朝早くにこの仕事をしているので,このことを知らない研究者も多いと思う.
一部の研究者はオリジナリティとかクリエイティビティとかなんやらで,誇りとはき違えた傲慢さを持っている.
研究を維持できる環境を,おっちゃんのような裏方の人がクリエイトしてくれていることにもっと敬意を払うべきだ.
自戒の意味合いもこめて書きやした.
あんたがそんなこと思うなんてね。昔読んだ書物の中にあった長い詩を思い出します。しっかりとは思い出せないんだけど、たしか国鉄今のJRの職員の詩だったと思う。内容はこんな感じ。
返信削除毎日、毎朝、同じように駅校内の便所の掃除をする。とても劣悪な汚さ、臭さ。便器に顔を突っ込んで、ピカピカにする。意地になってピカピカにする。汚れた汁が自分にかかる。でも自分はピカピカになるまで、毎日、毎朝、この仕事を世界で一番立派にやるんだ。というような内容だったと思う。若かったけど、そんな人になりたいとわたしは思った。
優劣のかなたでする行いは尊い。今している仕事が尊いかどうか、ではなく、精一杯やった仕事が尊いと思う。おっちゃんは自分の仕事を尊いものにした。なんかしつこく書いてしまってごめん。
いい発見。そして自己陶冶の決意。立派。あとは実行のみ。シッカリ拝見します。
返信削除kibijinさんコメントありがとう.
返信削除昨日ジャイアンツが快勝したせいか,おじちゃんのフットワークが軽快でした(笑)
今後ともよろしく.