めっちゃ寒いですが海に出られたら7〜10キロ超級のブリが、
「これ以上釣ったら腱鞘炎になるからやめようかな」
と思うぐらい釣れてます。
だいたい6本以上釣るときつくなってくるので、マダイやチカメキントキ狙いにシフトします笑
さて、 「春休みにインターン活動をしたい」という学生の問い合わせが相次ぎ、現在5件もらっています。
いずれも、過去にインターンに来てくれた学生からの紹介や、僕が発信しているSNSやブログ情報に興味を持って連絡をくれるパターンです。
せっかく来てくれるのであれば、インターン生と我々の双方にとって実りのあるものにしたいと思っています。
なので、僕たちがどのような経緯で、どのような思いで今の事業をやっているのかはある程度、事前に理解してインターンに来てほしい。
ということで、another lifeの記事はインターンにエントリーしてもらった時に読んでもらうように案内を出しています。
過去受け入れたインターンでも、最初のオリエンテーションで事業内容について紹介するようにしています。
インターン生が弊社インターンに参加する目的や期待していることが多様です。
・釣りや田舎暮らし体験したい系
・水産業&起業に興味があって経営手法などを学びたい系
・就職先として考えている系
など。
なので、もう少し詳しくインターンの予習ができるように、僕が何度も立ち返って参照している書籍をご紹介。
僕たちの会社のミッションは「持続可能な水産業の実現」です。
このミッションが、僕たちの会社が存在する意義であり、究極のゴールです。
壮大なミッションに対して我々が与えられる影響はあまりに小さいかもしれません。
しかし、自分たちが行う事業がミッションに沿っているかを常に意識して、その中で優先順位をつけ、できることを行っています。
「持続可能な水産業の実現」が究極のゴールと言いました。
つまり、現時点で日本の水産業は持続「不」可能と考えています。
どのような問題点があり、どのような解決策があるのか、そのあたりの方向性を参考にしているのが以下の2書籍です。
そして、そのような現状を踏まえて、現場で持続可能な漁業に奮闘されている漁師さんのご著書が「漁魂/大野和彦」。
出る杭漁師の決起集会でお会いした千葉船橋のスズキ漁師、大野さんのご著書です。
amazonさんでも見つからない本なのでどこで買えるかわかりませんが(笑)、漁師という職業の魅力を次世代にも伝えるべく「持続可能な漁業」への熱い想いを感じる本です。
気合いで入手して読んでもらいたいです。
大野さんご本人からご連絡いただきました!
メールもしくはFAXで住所、氏名、電話番号、ご希望の冊数を明記の上、送信してください
メール : kaiko-yamato@daidenmaru.com
FAX : 047-437-1450
「ちゃらんぽらんな新米漁師のブログ」を見たと伝えていただければ、何かいいことがあるかもしれません笑
インターン生、読むべし!
僕たちはシンプルに「いい会社」でありたいと思っています。
何をもって「いい会社」なのか。
その指針にしているのがこの本です。
地域資源(水産物や農作物)を使って事業をして会社経営をしていくというスタイルに興味をもってくれているインターン生も多いです。
起業に関して参考にした書籍はいくつもありますが、最も読み込んだのはこの本です。
中にあるワークシートを自分用に作っていくのが良いように思います。
一次産品の直販・ダイレクトマーケティング分野についての書籍はたくさんあるのですが、農業の方が進んでいる印象です。
この2冊はよく手にとって読み返しています。
「微生物ループ」という言葉があります。
1980年代にスクリプス海洋研究所のアザム教授らによって提唱された食物連鎖経路モデルを示した言葉です。
それ以前、海の食物連鎖は
植物プランクトン(光合成生産者)→動物プランクトン(一次消費者)→魚(二次消費者)→死骸や糞が微生物によって分解
という連鎖経路がメインだと考えられていました。
しかし、その連鎖経路だけでは海洋の物質の流れが説明できないことや、微生物を観察できる顕微鏡の開発によって微生物が主役となる食物連鎖経路があることがわかってきて、アザムさんの研究グループがそのモデルとして提唱したのが「微生物ループ」です。
この概念の重要な点は、
・従来の連鎖経路では十分に利用されなかった有機物を細菌や原生動物のような微生物が利用し、その微生物を動物プランクトンが捕食することで有機物資源を無駄なく利用できるようになっている。
・そのような小さなスケールの生物が莫大に存在するので、エネルギーや物質フラックスの総量は旧来の連鎖経路と同等かそれ以上にありそう。
ということです。
漁業に関わる小さな会社をやっていると似たような構造を感じることがあります。
既存の水産業の構造は、わかりやすく目に見える大きな消費ニーズに合わせて設計されています。
しかし、顧客ニーズは多様化してきていて、そのニーズに応えられる、例えばインターネットやコールドチェーンなどの環境が整ってきています。
それらを活用して、小さく成立する水産物流のモデルを僕たちは作っていきたいと思っています。
お客様のニーズを聞きながら仕事をしていると、
「そりゃ、大企業や既存の仕組みではコストがかかりすぎて誰もやらんわな 笑」
と感じます。
微生物にとっては十分な有機物でも、魚にしてみれば割に合わない(利用できない)わけです。
インターン生には、
「この規模で成立するやり方があるのか」
「これなら自分でも起業できるかもしれないぞ」
というような感覚を持ってもらえたらすごく嬉しいです。
そして実際に僕たちと一緒に働いたり、他の場所でビジネスとして成立させて欲しいです。
このように既存の大きな会社が見向きもしないニーズ・資源を小さな水産会社が有効に活用していけば水産業や地域はもっと多様でイキイキしたものになると思います。
ぜひ、一緒に楽しみながら働けたら幸いです。
対馬・田ノ浜で待ってます!!
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