先日、研究者時代の恩師、塚本勝巳先生(@unagihakase)が来島してくださり、
「うなぎキャラバン」として小中学校3校で講話していただいた。
研究員時代から出張授業をしていて、その時も塚本先生にはSkype出演などでお世話になっていたのだが、
対馬でも9月に来島していただいたり、サンプルをお借りしたり、大変協力していただいていた。
ちゃらんぽらんな離島初心者のブログ: 今年も小学校で出張授業してきた
今回は塚本先生が日大で創った「ウナギ学研究室」のメンバー2名、
我がサッカーのお師匠さん「俊さん」とプロジェクトアソシエーターのYさんも来島してくださった。
11月12日、13日の1泊2日で小学校2校、中学校1校を回るハードな日程だったが、熱くウナギについて語ってもらいつつ、
合間の時間で、これまで研究とともに一緒にやってきたサッカーと、
今俺が取り組んでいるブルーツーリズム(釣り)を経験してもらえないかと計画を立てていた。
1校目は西小学校。
この小学校はそのすぐ近くを三根川というきれいな川が流れているところで、
校長先生や教員のみなさんがとても協力的で児童と一緒にウナギ塚を設置して捕獲するなど、実践面でも色々と取り組みができた思い出深い小学校。
捕獲したウナギは「後頭部がマシュマロみたいだから」という理由でウナマロと名付けられた。
いつもねどこに入ってお休みしているらしい。
塚本先生のプレゼン。
スライドを使って最先端の研究をわかりやすく紹介してくださった。
親ウナギの行動については、ホワイトボードを使って解説。
児童からも積極的に質問が飛んだ。
俊さんはウナギのクイズ担当。
貴重な写真をたくさん見せてくれて、児童も釘付け。
授業後はなんと、児童たちが台本も書いたという「ウナマロ物語」の劇を見せてもらった。
ウナギの生活史をしっかりと理解して、うまくまとめていた。
これは嬉しかったな〜。
そしてサッカー。
塚本先生も俊さんも俺も、小学生と一緒に体を動かした。
午後は移動して、東小学校で授業。
ここは初めて訪れた小学校で、事前授業をしていなかったので、まず俺がウナギの不思議な生態について紹介し、
塚本先生や俊さんにバトンタッチして、先端的な研究を紹介してもらった。
塚本先生は俺の事前授業の補足を入れつつ、
柔軟に発表内容や情報の密度を変え、わかりやすく発表してくださった。
俊さんのクイズはいつも大人気。
翌日は志多留から近い仁田中学校での講話だったので、志多留にある民宿「海人」に宿泊してもらった。
東小学校での授業後、民宿に移動し、晩御飯までの間、釣りをしてもらうことに。
日が暮れるのが早くて、実釣時間は小一時間しかなく、風が強かったので、正直難しいだろうなと思っていたが、
せっかくなのでエギングをしてみた。
釣り初心者と言っていたが、塚本先生も俊さんもさすが。
すぐに投げ方やルアーの動かし方をマスターし、狩猟本能がみなぎっていく。
風は強くなる一方で、そろそろ終わりかなと思っていたその時、
塚本先生がアオリイカGet〜!!
やっぱり、持ってる人は違いますな〜 笑
マリアナ沖でウナギの卵を見つけるゴッドハンドにかかれば、対馬のアオリイカはひとたまりもありませんでした。
二日目は仁田中学校で講話。
ここでも初日の小学校のプレゼンをベースにしつつ、中学生向けに少し濃い内容に触れてくださって、普通に俺も勉強になった。
対馬は自然がたくさん残っていて、両親が一次産業を営んでいる児童・学生も多く、日常生活の中に生物との関わりがあるので、
身近な存在としての「ウナギ」の学術的な話も興味を持って聞いてくれたようで、とても達成感を感じた。
来年度もできたらいいな〜。
俺個人としてはウナギの話を入口としつつ、水産業・漁業の授業をしていきたい。
塚本先生やウナギ学研究室ではSNSも使って、積極的に情報を出している。
フォローしたり友達になって、最新の情報を得るのに使ってみたり、ウナギについて質問してみてはいかが??
Twitter:@unagihakase
Facebook:UnagiHakase DrEel
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