入院生活も今日で丸1週間。
血液検査の結果、ようやく数値が正常範囲になり、このまま順調にいけば明後日退院することができそうだ。
入院して最初の2日間はダメージ回復のため、ひたすらに寝ていたのだが、
その後はベッドに横になりながらも、いろいろと考える余裕が出てきた。
対馬に移住してから丸4ヶ月。
移住前に思い描いた生活が実現しているか。軌道修正はうまくいっているか。
チャレンジができているか。
今取り組んでいることが、この先のやりたいことと地続きになっているか。
思えば、この4ヶ月は新しい環境での生活や仕事に適応することで一杯一杯だった気がする。
その上、田舎暮らしを満喫しようと試行錯誤する日々で、楽しいし充実感はあるんだけど、
そういった日々を内省するようなまとまった時間をとることがほとんどなかった。
なので、今回の入院生活でこの4ヶ月を自己評価する時間を得られたのはとても良かった。
思えば、研究者時代も似たような感覚になることがあった。
長期の調査航海の時だ。
洋上では、メールはできるものもの基本的にはオフラインに近い状況でひと月以上過ごす。
すると、普段ネットに傾けていたエネルギーを思考に回すようになり、なんだかすっきりした気持ちになった。
また、まさに研究の対象海域にいることもあって、いろいろと解析のアイデアが出てきたように思う。
(その多くはボツになるのだが。)
閑話休題。
この入院生活を送る中で、俺なりにこの4ヶ月を自己評価した。
生活においては、一般にネットで難しさが語られる「地方での生活」には順応できていると思う。
それほど心配はしていなかったが、
ネットでは地元の人との人間関係がうまくいかずに地方を離れる移住者も多いと聞いていた。
この点はツイている部分もあるかもしらんが、
職場や自宅周辺の(というか対馬の)地元の方々がとても良くしてくれて、実現できている。
より一層良好な関係を築いていきたいと思うし、少し突っ込んだ本音を聞きながら、
俺がトライしようと思っていることが地域の方にとってトンチンカンなものにならないよう、気をつけていきたい。
特に、全体としての方向性については賛成でも、そのために細かなことをいざ実行するという段階になった際、
順序を間違えたり、地域の慣習になじまないやり方を採用すると途端にうまくいかないということがある。
すべてにおいて全員の合意形成をとる必要は感じないが、
「地域の常識」をよそ者の俺が破るようなトライにならないようにしなければならない。
一方、会社で与えられた仕事はまだうまく回せずにいる。
ただこちらも慣れてきている実感があるし、
自分で試行錯誤して導入した仕組みでうまくいきそうな感覚を持ち始めた矢先の入院だった。
入院中にその仕組みを改善してみたので、退院後、ちゃんと回せるようにしていきたい。
この辺はまたブログで紹介してみたい。
では。
ほんとにね。不幸中の幸い、と言っていいのかも。考える時間を持てたってことはよかった。これからも健康でなければ夢の実現はおぼつかないよ。精進してください。
返信削除承知しました。
返信削除まだここに来て4ヶ月やからね。そんなに早くできるわけもなく、地道にやっていきます。
ありがとう。