最近購入した本の一冊に,四角大輔さんの
がある.
Twitterで四角さんと彼の著書を知って,
趣味が釣りとのことで,急に親しみがわいた.
タイトルにもあるが,何とかぎりぎり俺も20代なので,今のうちに,と思い購入した.
捨てるべき50個のことが書いてあるのだが,39個目の
「すいません」の盾を捨てる
という章を読んで,
俺が大学4年の時,今のボスである中田先生からしかられた事を思い出した.
卒論の進捗打ち合わせだったと思うが,
先生と議論していた時に,「すいません」を連発する俺に,先生が,
「すいません」って,何に対して「すいません」と言っているんだ!
とこっぴどく叱られたのを思い出した.
俺は体育会系の部活にいたことも関係し,
何かまずいことがあると,反射的にとりあえず「すいません」という癖がついていた.
大体の事は「すいません」で許された.
そういう経験をしていたため,先生に叱られた時,なぜ叱られたのか理解できなかった.
でも今は先生に叱られた理由が分かる.
「すいません」で事が済むことで思考停止になってしまい,
それ以上議論が出来なくなってしまうからである.
実際,その打ち合わせでは,ただ解析の結果が仮説と異なっていただけで,
俺に非があることではなかった.
でも俺は
「既往研究で示唆されてきた仮説と違う結果がでてしまった!
やばい!とりあえず謝ろう!」
という安易な気持ちで謝ったんだと思う.
本当はそういうところに研究の醍醐味があって,
そこで踏ん張って考えて考えて,ブレイクスルーが起きるのに,
あっさり「すいません」で降参してしまう俺に先生は怒ったんだと思う.
反射的に「すいません」を言う癖はなかなか抜けないが,
謝るときには何に対して「すいません」なのかを意識するようにしている.
何となく,軽い気持ちで使うのではなく,慎重に「すいません」を使う事が出来る様になれば,
「自分の行動のなにがいけなかったのか?」
という意識が生まれ,成長につながる様に思う.
この本は別に20代に限らず,勉強になると思う.
是非読んでみてください.
一流への道 「もう遅い」も捨てる【書評】四角大輔 (著)『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』サンクチュアリ出版
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