PAGIさんの送別会を終えて,すぐに観測,実験があったのでとんぼ返り.
京大のK先生のグループとうちの部屋との共同?研究のお手伝い.
完全なる助っ人ではあるが,大村湾観測やこの手の実験のセッティングは初めてだったので,
経験値をあげるべく参加した.
観測場所に向かう道中のコンビニ横の田んぼ.
大村湾西側はこのような長閑な風景が続く.
到着.
このあたりはマガキ(Crassostrea gigas)やアカガイ(Anadara broughtonii)の養殖が盛んで,
今回の調査も,「カキを太らせて,身をプリプリにするにはどのような環境化で養殖するのがよいのか?」
という実験(と勝手に解釈している).
船上では思うように準備ができないので,できることは陸上で行った.
いざ出発.
京大からはK先生とダリエンさん(伯剌西爾人)が参加.
船外機つきの小舟で5分ほどで,カキ筏に到着.
1時間ぐらい走るのかと思っていたので拍子抜け 笑
沿岸域の一画に均等にカキが吊るされている.
その数点を観測地にして,実験用のカキを吊るさせてもらい,
カキのいろいろな生物情報の時間的変化を観察する予定.
一番の注目ポイントは....
養殖場の一点でこのように曝気を行っている.
曝気によって低層の水が持ち上げられたり,曝気によって海水にとけ込む酸素量が変わることで
その水にさらされるカキにどのような影響があるのかが,注目ポイント.
近くに行ってみると結構ド派手に曝気していた.
が,どの程度効果があるのかは未知数.
実験セットを設置させてもらっていると,漁師さんが作業を始めた.
カキが鈴なり!
近寄ってみると,
お〜
「チヌがカキをバリバリ食うらしくて,一時避難させる」的なことを言っているように聞こえた.
長崎弁を聞く耳がちゃんとできていなくて,最後のほうは何をおっしゃっていたのかわからなかった 笑
今までは東北から種苗を仕入れていたが,去年からは広島のものを使っているとのことだった.
やはり震災の影響を受けているようだ.
東北産と広島産でカキの形状も微妙に違うらしい.
その違いは,,,,やはり聞き取れなかった....
でも,気さくで,とても温かな漁師さんご夫婦だった.
これから月一ぐらいで,今回吊るしたカキの状態を見に行くことになっている.
成長具合が吊るした水深や曝気の有無でどの程度変わってくるのか..楽しみだす.
それではゼミに行って参ります.
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