先日対馬バーガーKiyoさんに行ってきました。対馬に移住して間もない頃から通っているお店です。
普段はお昼ご飯でハンバーガーをいただいたり、コーヒーを飲みながら勉強や読書をするのに利用させていただいています。
今回は仕事で伺いました。
看板メニューの対馬バーガーには対馬の食材としてヒジキとイカが使われています。
ヒジキはバーガーパティに含まれていて、イカはトッピングとして中に入っています。
「ご当地バーガー」として目を引くために入れているわけではなくて、それらがしっかりと商品のクオリティを上げています。
店主のKiyoさんと交流する中で、僕のところのイカを仕入れてくださるようになり、これまでテストをかねて数回送らせていただきました。
対馬の漁業で水揚げ額の大きなウェイトを占めているのがイカ類です。
僕がお世話になっている定置網でも、今の時期たくさんヤリイカやケンサキイカが漁獲されます。
イカは同じサイズが獲れるわけではなく、いろいろなサイズが獲れます。
これらを同じサイズごとに箱詰めしますが、大きなサイズほど単価がよく、小さなサイズ(対馬では”バラ”と呼ばれます)は相対的に安価です。
小型ですが味は大型に遜色なくとても良いので、加工などには向いているのではないかと思っていました。
「対馬のイカをどうしても使いたい」というKiyoさんのこだわりを前々から伺っていました。
イカ類の漁獲がここのところ全国的に不良で、価格が高騰していますが、相対的に安価な”バラ"イカなら使ってもらえるのではないかと思い、お話しました。
それでテストで何度か出させてもらいました。
僕たちが定置網に同乗して、定置の親方の許可を得て、イカの山の中から”バラ”サイズを優先的に抜き出し、氷で冷やします。(氷に直に当てると変色するので専用の袋に入れています)
それを持ち帰り、昼前の宅配サービスで出荷すればKiyoさんにその日の夕方到着。
夜に加工してくれるので、漁獲から加工まで約12時間です。
大型のイカが消費地の料亭で提供されるのもこのスピードではなかなか実現できないはずです。
この上ない鮮度で保存できます。
輸送時間が短いため、鮮度の良い、美味しいものを食べてもらえます。
配送料が安くすむので、売手にとっても買手にとっても負担が少ない。
島内の資源を島内で消費するのはいいことづくめです。
僕たちのイカが入った対馬バーガーは厳原と比田勝のKiyoさんの店舗で提供してくださっているようです。
(韓国の店舗は輸出が難しいとのことで別のようです 笑)
ぜひ対馬にお越しの際は対馬バーガーを召し上がってみてください!
店内もとてもいい雰囲気です。
仕事で学生さんを受けいれていた時や友人がきた時にもよく利用するお店です。
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