2016年6月26日日曜日

生産者の声を消費者に届ける活動は生産者側にとって勇気のいることだけど、産業をよくするための費用対効果の高いアプローチだと思った

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昨日、「食べる勉強会@日本橋」でSkype出演しました。

食事をしながらその食材の背景や生産現場のことを学ぶ「食べる勉強会@日本橋」で僕たちが獲った魚を召し上がっていただきながら、会場と我が家をSkypeでつなぎ僕の話を聞いていただくという貴重な経験をすることができました。

 

生産者と消費者が交流し、生産物を食すことは、消費者にとってはその産業を理解することにつながりますし、生産者にとっては消費者ニーズに気づくこと、意識することにつながり、お互いにとってとても大切なことだと思います。

 

 

 

勉強会の会場で振る舞われた料理。

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今考えればスクリーンショットで撮ればよかった!ww

会場に僕の映像がずっと流れている緊張感からテンパって、iPhoneで写真撮ってもた。

 

 

 

この機会は、大学院時代の先輩、勝川俊雄さんにお話をいただき、引き受けさせていただきました。

水産業をより良い産業にするためには生産者と消費者がダイレクトにつながる必要があり、生産者側が消費者のみなさんに訴えかけていく努力をせねばならんと僕は思っています。

実際、漁師さんの中にもレストランまで出向き(もちろんレストランの企画で)、ご自身が漁獲した魚をお客様に召し上がっていただきながら、生産現場の様子やこだわりを伝える努力をしている方がいらっしゃいます。

 

ただ、生産地と消費地が遠い場合、なかなかそのような機会を高頻度で実現するのは難しく、イベント的になってしまって、消費者のみなさんの関心をしっかりとつかむとまでになっていないのが現状です。

なので、今回のように遠隔でSkypeなどのサービスを使ってお話を聞いてもらう形式は、主催者側も生産者側も負担が少なく、しかもしっかりとお客様に思いをお伝えできることがわかり、良いフォーマットだったように思います。

 

勝川さんからお話をいただいたのは5月下旬、本番の数日前に15分ぐらいの打ち合わせをして、本番前日に会場とSkypeがつながるかの確認をして、本番でした。

目的が明確だったので、用意すべき資料も迷いなくそろえることができました。こっち側の負担は非常に低いです。

(余談ですが、目的が不明瞭だったり、「裏目的」があり、それに齟齬がないようにいろいろな人に気を使いながら資料を作らないといけないのは非常に疲れます。)

 

もう少し高性能な機材があれば質疑応答など双方向のやり取りがスムーズにできたかなと思い、改善の余地ありですが、初回としてはまずまずでした。

場数をこなしながらベストな形式を探していけたらと思いました。

 

 

勝川さんの20分ほどの前振りのあと、僕の話1時間という構成でした。

僕は対馬に移住してまだ1年と少しで、漁師業に関しては2ヶ月程度しか行っていません。

なので、「対馬の漁業現場ではこんなことが起きている!!」というようなセンセーショナルな内容ではなくて、僕が大学での研究活動をやめて対馬に移住するまでの話や漁師業を始めてから2ヶ月で体験した「今の産業構造の中で漁師として食っていくのは、このままだと半端なくムズい」って話、会社の事業説明などをさせてもらいました。

こちらも場数をこなしながら、漁師さんとお付き合いしながら、またしっかり勉強して、対馬の水産業を俯瞰して見られるようになるとさらに説得力がますと思うので、こちらも気張っていきます。

 

質疑応答でもいくつも質問をいただき、稚拙ではありましたが思いが伝わっていたことに安堵しました。

 

 

今後も漁師業、直販業の質をあげていきながら、今回のような機会をいただけたらしっかりと現場の雰囲気を伝えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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