2012年12月1日土曜日

水産海洋学会で若手講演賞を受賞した.

少し前になるが,11/15-18の日程で水産海洋学会が開催され,

俺はそこでポスター発表を行った.

 

発表した内容は博士課程で行った研究を長大に来てから整理したもので,

わりとすっきりとまとめられた.

 

ポスター立ち会いでの議論の時は,

京大のY先生や学生さん,水研や水試の方達と意見交換できて楽しかった.

 

「ニホンウナギの来遊量は気候変動に伴う仔魚の輸送環境の変化の影響を受けますよ」

その上で,

「影響の出方は来遊場所によって異なりますよ」

というのがメッセージだったのだが,

水研の人などは,手持ちのデータで,俺の結果と合うかどうか調べてみたいと言ってくれた.

 

ポスター発表は2回目だったが,1回目は大西洋のウナギの話で馴染みのない話題だったので受けは良くなく,

今回のほうが良い議論になったように感じていた.

 

しかし,デザインは結構適当,というか,簡素にしたので,

回りの気合いの入った学生達のポスターを見て,

「あ,ポスター賞はこいつやろな.」

と値踏みしていた.

 

で,最終日に受賞者が発表されるのだが,

用事があったのと,俺は受賞しないだろうと思っていたので,

午後は学会会場を抜け出し,東京駅周辺にいた.

 

すると,前のボスから電話がかかってきて,

「どこにいますか?若手賞を受賞しました.至急会場に戻りなさい」

とのメッセージが留守電に....

 

受賞者と決まり,俺が会場にいないことに気づいたボスが,

電話してくれたのだ.

 

幸い会場が本郷で,20分程度で戻れたので良かった.

 

ボスには,受賞のお礼と,受賞前に会場にいなかった事のお詫びの気持ちが混ざり合った,

何とも言えないお辞儀を何度かした.

 

他の人からは受賞のお祝いの言葉を頂いた.

 

K先生からは,受賞のお祝いの言葉をもらった後,

「ゼニ,あのポスター手抜いて作ったやろ.もっと丁寧につくれよ」

と,主にデザインについてのダメ出しをもらった.

 

やはり見る人が見ればすぐに分かるのである.

こういう助言をくれる人の存在は貴重だなと思った.

 

まだまだ切磋琢磨,日々精進だなと表彰状を片手に,OF氏との飲み会場である東京駅に向かった.

 

 

 

 

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