クラウドサービスを使って快適に

＜白鳳丸から撮影＞

クラウドサービスとは何かと言われるとなかなか説明しにくいが，

ネットワーク上でデータを管理し，別端末間でそれを共有できるサービス

のことだろうか．

例えば，Googleのアカウントを作って，

Googleカレンダーでスケジュールを管理したり，

Gmailでメールを管理したりすることも，

クラウドサービスを利用していることになる．

もしクラウドを使わずに複数台のPCのカレンダーソフトを同期させようと思うと大変．

新規スケジュールや変更がある度に台数分アップデートしなくてはいけない．

俺が最近気に入って使っているクラウドサービスは，

Dropbox

Evernote

iDisk

Dropboxは無料でネットワーク上に2GBの容量をもらえるサービス．

3番目のiDiskは有料だが，Dropboxは無料なので，

個人だけでなく他者と2GB以内のデータを共有するのに便利．

Evernoteはテキストや写真，音声データをタグを付けて管理できる．

無料版は月50MBまでデータを追加可能で，ひと月たてばまた50MB追加できるようになる．

iDiskというのは，ネットワーク上に20GBの容量をもらえるようになるサービスで，

MacのMobileMeという同期サービスの一部（年間9800円）．

Dropbox,Evernoteも有料版だと容量が増える．

具体的にどのような使い方をしているのかを示したのが下図．

Dropbox

Dropboxは容量が少ないので

ongoing：進行中の仕事のファイルを保管するフォルダ

share：他者と共有するためのフォルダ

だけをいれている．

既に完了した仕事は研究室のMacの中に保管しているが，

進行中の仕事はいつでも閲覧，編集可能なようにDropboxで管理している．

また，Endnote(Evernoteではありません)ファイルをここで管理すると，

いつでも論文を読める．

shareフォルダは研究室の後輩たちと共有するスペース．

自主ゼミの要旨やEndnoteファイルと，写真や動画などをやり取りしている．

やはり無料版では容量面が不安で，

写真や動画は全員で共有できたことを確認して削除するなど，

2GBいっぱいにならないような工夫が必要．

Evernote

Evernoteでは基本的にテキストデータと個人的な写真を管理している．

いままでスティッキーズというMacのテキストエディタを使っていたが，

これでは複数台Macでデータを同期できなかった．

Evernoteを導入することで，

家で下書きしたブログ記事を研究室で加筆し投稿

というようなことができるようになった．

タグ管理もできるので，

論文tipsは，Intro,M&M,Results,Discussionタグで段落ごとに管理している．

iPhoneのEvernoteアプリでカメラを撮影して，食事記録をとっている．

Evernoteアプリでカメラを撮影したら食事記録ノートブックに蓄積されるように設定してるので，

食事記録ノートブックを選択すると過去の食事が写真で一望できる．

野菜が少ないとか，酒を飲み過ぎとか一目瞭然．

記録しないと管理できないことを痛感．

iDisk

iDiskは容量が多いので，

scansnapで取り込んだ電子書籍データをすべて突っ込んでいる．

上記3つのクラウドサービスはiPhoneにも対応しているので，

iPhoneですべて閲覧可能．

iPhone本体の32GBの容量を痛めることなく，大量のデータを閲覧できる．

注意点としては，ネットワーク上にデータを置く訳なので，

流出の可能性が0ではないこと．

漏れたら致命的なデータはクラウドサービスで管理しないほうがよい．