2009年10月21日水曜日

"話が長い"と思わせないプレゼンのための心構え

昨日は新領域のコースゼミで発表.


いままでとは違う結果を話したので反応が楽しみだった.


S田さんから耳石の断面やレプトの写真を提供してもらったおかげで,
導入部のスライドが格段に分かりやすくなったと思う.
ありがとうございます!


それに比べて粒子追跡やその結果の説明が全然だめ.


相手に誤解を与えるような言い方を連発してしまった.


"そうとしか理解できない説明"を心がけなければ.


コメントペーパーに,
フォントが見やすいとか図の加工の仕方を教えてほしいというものがあった.


プレゼンのスライドには少し気を使っているので,こういったコメントはすごくうれしい.


フォントは中楷書体ってのを使ってます.
英数字はTimes.


まあ,ゴシックやOsakaでも見やすいけど,ユーザーが多いので,
他人との差別化を測りたいならお勧め.


図の加工の仕方はまた別の機会にアップします.


さて,コースゼミ終了後,M崎嬢から借りた本をぺらぺら.




その中にこんな項が.


”なぜ「話が長い」と感じるのか”


この項では俺たちがどんな場合に「話が長い」と感じるのかということを説明している.


まず絶対的な時間の長短が「話を長い」と感じさせるものではないと指摘.
まあ,その通り.
1時間でも短いと思う時もあるし,逆に5分でも長いと感じることもある.


「話が長い」と感じる要素は以下の三点


1.一方的で自己中心的なコミュニケーションスタイル
2.「所定の時間をオーバーする」
3.「いつ終わるか分からない」


確かにその通りかなと思って,ふむふむと読んだ.


俺は他の人よりもきっと短気で,
興味がないと,聞いているフリをするし(意識的にしてるわけではなくて,よく指摘される),
制限時間をオーバーするプレゼンや,
その後の展開が見えない,いつ終わるか分からない話はめちゃくちゃイライラする.


まあ,俺は他人を評価する身分にないので,評価される側として,この三点を考えると,
"話が長い"と思わせないプレゼンのための心構えが見えてくる.


プレゼンにおいて,
一方的で自己中心的なコミュニケーションにしないためには,適切な導入が重要だと思う.
聴衆が誰なのかを考慮した上で,なるべく多くの,できれば全員の興味を引くような導入の仕方を心がけること.
導入部で分からない専門用語をなんの説明もなく使われると,その時点で"終了~"て感じになってしまう.


プレゼンにおいて,
「所定の時間をオーバーする」ことは,もう最悪.
10分代の制限時間なら許されるオーバータイムはぎりぎり1分ぐらいかな~.
話が長いと感じるイライラ感と,
せっかく用意していた質問をするための質疑応答の時間が短くなるイライラ感で,
2重の苦しみを聴衆に与えてしまう.


プレゼンにおいて,
「いつ終わるかわからない」のも聞いていてかなりつらい.
12分の発表なのに,9分間イントロが続くと,
大丈夫か!?
という気持ちで,残りの3分間内容に集中できない.
また,9分イントロをしていると大概時間オーバーになる.
この問題を少しでも解決する方法が北里大のY永さんに教えてもらったちょっとした工夫
Y永さんは,大学の講義でこの方法を取り入れてから,
講義終盤の生徒の集中力の低下を抑えることができたらしい.
長いプレゼンを依頼された時や,制限時間の決まっていない部屋ゼミなどでは,
今しゃべっているスライドが全体の中で何枚目なのかを提示していると非常にありがたい.


プレゼントは関係ないのだが,
学部時代,卒論時期に休憩といって俺の研究室に遊びにくる関西人がいた.
例に漏れずその関西人はしゃべり好き.
俺の研究室のメンバーは俺以外全員九州出身で,卒論まじかということもあり,
次から次に繰り出され,いつ終わるか分からない関西弁にイライラしていた.
関西人も悪いヤツではないだけに,みんなイライラしながら話を聞いていた.
でも,それはお互いにとって良くないと思い,次彼が来た時に,
"何時まで休憩しよう!"
と最初に宣言した.
これはかなり効果があった.
その時間を休憩としてみんなが認識でき,その時間皆リフレッシュすることができた.
いつもは無視してデスクに向かっていた女性陣も休憩に参加してくれて,関西人もご機嫌 笑




こんな偉そうなことをいいながら,実は俺も守れていない時が公私ともにあるような気がする.
昨日は自戒の念をこめて読みますた.




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