Soup Stock Tokyoではなく,Sea Surface Temperature の分布を作ることに成功しました〜
NOAAの衛星データを取得したので書いてみました.
結構きれいに書けましたー.
これは海面の温度を表した図なんですが,赤が濃いほど暖かくて,青は冷たいといった具合です.
この図は1981年の10月のものです.
基本的に,同じ緯度だと世界中同じぐらいの水温なんですが,
南アメリカの西岸(ペルー沖)の水温が低いことが分かります.
これは湧昇という現象で,この緯度帯で吹く貿易風という風によって引き起こされているものです.
貿易風は右から左に西向きに流れています.
そうするとペルー沖では沖へ沖へと海水が流されます.
沖に流された水面の水を補償するように下層から冷たい水が沸き上がるわけです.
下層の水は高栄養なので表層に沸き上がると日光を受けて植物プランクトンが増殖し,
生産性の高い海域となります.
だから,この海域は世界でも有数の好漁場となっています.
貿易風によって吹き寄せられた暖かい海水がインドネシアの東側にあるのが分かると思います.
エルニーニョなどで,貿易風が弱くなるとこの暖かい水を西側に保っておくことができず,暖かい海水が太平洋の真ん中ぐらいまできてしまいます.
そうすると太平洋の降水の分布が変わって,大雨や干ばつなんかが起こってしまう訳です.
って,教科書に載ってそうなことをつらつらと書いてみました.
かなりラフで厳密には間違った記述もありますが,堪忍して下さい.
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