2008年12月22日月曜日

知らない情報を手に入れる方法

昨日,メモ帳を見直していて,どうしても思い出せない記録があった.

"自分の持っている情報→,知らない情報←"

どういうこっちゃ.

日付はちょうど浜名湖に行っていた日.
ん〜.

で,今朝思い出しました.

浜名湖をめぐる研究者の会,通称"浜メグ"での一コマ

俺と青山さんでポスターを見ていると,
そのポスターの発表者だと勘違いされて静岡訛りのおじさんSさんに絡まれた.

最初はそのポスターについての質問で,
そのポスターが青潮がらみの内容で,多少知っていたので,質問に答えていた.

しかし,だんだん話は逸れていき,そのおっちゃんの独壇場となった.

おじさんSさんは,どうやらこれまで養殖魚の餌に関する仕事をしてきたらしい.

Sさんは水産高校出身で,静岡訛りの激しい "ら〜人間 (静岡の人は文末にら〜をつける)" だ

今では養殖技術の進歩で,マダイやブリなどを安定的に生産できるようになった.

このことに最も大きく貢献したのが,仔,稚魚の餌の安価かつ安定した供給であった.

今ではシオミズツボワムシという動物プランクトンが主な餌であるが,
昔はいろいろ試行錯誤して,いろいろなプランクトンを試したらしい.

その試行錯誤の部分をSさんは30分もかけて熱弁した.

その詳細は忘れてしまったが,その時にSさんが話してくれた哲学にすごく共感できた.

"自分のもっている情報,技術を惜しみなく人に伝える.そうすれば,自分が求めている知らなかった技術,情報が勝手に入ってくる"

この姿勢が,現在の養殖を支えるシオミズツボワムシの開発に繋がっていったのだろう.

Give&Takeだという人がいるが,
それは結果的にそうなるだけであって,惜しみなくGiveすることが大切だ!


決してTakeを見越してGiveするものではない.

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