2013年5月10日金曜日

自分の,自分による,自分のための申請書

学振の申請書類提出期限がせまってきたからか,立て続けに申請書類の添削を複数依頼されていて,

昨日までに一応全部読んで,俺なりの考えをメールした.

 

依頼してきてくれたのは,長大4人,九大1人,東大1人で,

どの申請書もそれぞれ気合いが入っていて,

「負けてられん!」

と,こちらもエネルギーをもらった.

 

メールを送るに際し,冒頭に,

"以下のコメントは私の意見であって,「正解」ではありません.

自身で納得できるものについて,申請書に反映させてください."

という感じの事を入れておいた.

 

というのも,俺も申請書を出すにあたって,指導教員や共同研究者などに事前に申請書に対する意見を請うほうなのだが,

返ってきたコメントを見ると,助言者間で全く逆のことを言われたり,整合がとれないところが出てくることが多々ある.

それは背景の異なる複数人に助言を求めているので,当たり前のことなのだが,大事なのは,

そのコメントを申請書に反映させるかどうかを自分で判断して,

反映させる時に申請書全体になじむ形に咀嚼することができるかどうか.

 

学生だと,自分よりも身分が高い人からコメントをもらったら,そのまま申請書に反映させて,安心してしまうケースがあるが,

そういう申請書は,読んでみると,コピペを継ぎ接ぎしたレポートみたいな違和感を抱かせる.

 

そうではなくて,自分自身の申請書だという気持ちを持って,主体的に書き上げることが大事.

そういう姿勢は,日頃の研究でも活かされてくるはず.

 

今回はDC1を狙う学生さんの添削もしたので,一応書いておきました.

 

 

 

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