2017年10月23日月曜日

「僕は魚に恋をした」〜「どうやったら魚をメニューに載せ続けることができるか」シェフの考え〜

ようやく台風の影響が落ち着いてきました。

明日からまた海に出られるでしょうか。

 

さて、先日エコラベル関係の記事をアップした際に紹介した「食の未来のためのフィールドノート」。

 

 

 

 

その著者であり、ミシュラン三ツ星シェフでレストラン経営者のダン・バーバーのTEDトークを見つけました。

 

 

18分のプレゼンですが、出てくるスライドは決して多くありません。

その数少ないスライドの中で、「人間がいかに多くの資源を食いつぶしてきたか」の説明で冷凍クロマグロが並べられた日本の市場が映るのは印象的でした。

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理想的な漁業生産の場所として、スペインの養殖の様子が紹介されます。

自然の生態系の中で、粗放的に行われる養殖。

僕もとても理想的だと思うのですが、そこの土地の周辺環境の特殊性から成立する部分も大きいと思います。

このような環境への負荷が少ない養殖手法の普及をしながらも、やはり天然の資源を回復させていきたい。

(きっとダン・バーバーもそう思っているはずです)

 

 

特に最後の3分30秒、彼の「世界の食糧庫が危ういのは、供給が減っているからじゃない。資源が枯渇してきたからだ。」

という熱弁がとても響きました。

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ミシュラン三ツ星や「米国のトップシェフ」にも選ばれるようなお店ですから、おいしい食材なら他の要素(環境に配慮しているかなど)がどうあろうと使うのかというと全然違いました。

 

プレゼンはまとまりの良いものになっていますが、書籍では、その食材をこれからも使い続けていくために何ができるか、ものすごく考え、悩みながら、料理に向き合っていることがわかります。

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オススメです。

ぜひTEDのスピーチを聞いてみてください。

 

 

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