漁場の場所取り

おはようございます。

本日は雨天で、また、年に一度のクリーンアップ（地域内清掃）の日なので漁業はお休みです。

クリーンアップまでの時間に昨日漁獲した魚を梱包し、関西圏と東京にお届けします。

 

さて、私の家の管理人さんは同じ集落に住まれています。

仕事はリタイアされ、田んぼと船外機をお持ちなので、凪いだら釣り、時化たら田んぼ。

漁協の組合員でもあるのですが、釣った魚はガソリン代が出るくらいの量を漁協におろし、他は喜んでくれる人に配ってる〜みたいな夢のような生活を送られています。

（年金もらう側と払う側の格差を限界集落でもひしひしと感じております　笑）

 

最近、釣りの仕方について意見交換をするのですが、僕たちの洗脳を受けたのか、かなりこっちよりの道具を揃えているのは気のせいでしょうか。

 

管理人さんは夜明けとともに目が覚めるらしく、

「先にポイントに行って場所取りしておいてやっけん、ゆっくりおいで〜」

と温かな声をかけてくださいました。

 

 

お言葉に甘えて、6時15分出船でポイントへ。

ここが僕たちの漁場です。

管理人さんと僕たちしかいないやないか〜い！

 

 

朝のご挨拶。

 

 

今釣れる魚の浜値が安いということもありますが、ここのところ貸切状態です。

新米漁師としてはいきなり熾烈な場所とり合戦にエントリーすることなく操船を覚えられるのでこの上ない環境です。

 

 

カサゴが吐いた胃内容物にタコが入っていました。

こうして並べてみると完全に一致！

やはりこのルアーはタコを模して作られているようです。

 

 

少し見づらいですが、産卵回遊中のアオリイカが船に近づいてきました。今季2回目の光景です。

今回のもそれなりのサイズで1.5kgぐらいはありそうでした。

 

 

出だしは順調でしたが、開始3時間ぐらいでピタリと魚の反応がなくなりました。

「潮的にはまだ食うはずなのにな〜」と3時間ぐらい粘ったところで、イルカさんらしき背びれが見えて、「あ゛〜！！！！」となりました。

（イルカが回遊すると、それにビビっているのか、あらゆる魚の活性が激減します。。。）

 

さっきのアオリイカは無事産卵できるでしょうか。イルカさんの餌食にならないことを祈ります。

 

それでは鮮魚配送に行ってまいります！