2013年12月27日金曜日

SNSにおける著作権とか,肖像権とか

先週末,今年度立ち上げたサッカーサークル「Flat Hour」の初の対外試合を行った.

その様子を写真に撮ったので,全員でシェアしようと思ったのだが,

学生や職員さんとシェアする方法が少し思いつかなかったので,iMovieで編集して動画形式でYoutubeに上げた.

すると,スライドショーと共に流れるBGMが,Youtubeの著作権センサーに引っかかったようで,

「この動画はドイツでの閲覧をブロックされました」

とのメッセージがアップロードしてから1時間後ぐらいには付いていた.

 

「なぜにドイツ!?」とも思ったが,

「ああ,それはまずい.著作権など考えず,軽率だったな」と思って,すぐにその動画を削除した.

 

この件は昨日,今日の話で,個人的には,

「次からアップする時は著作権フリーのiMovieについているBGMを使お」

と,気をつけようと思っただけ.

 

そういった出来事があったからか,ふと変な事を考えてしまった.

年末年始の帰省のために,長崎空港に向かう道中,FBのタイムラインを眺めていた.

俺のタイムラインに載っている投稿の多くは,俺と同じ世代(つまりアラサー)の友達のものが主である.

すると,投稿の中には自分の子どもの成長日記的なことをメインとしている友達も多い.

 

いつもなら,

「おお,かわいいな〜,”いいね” ぽち.」

とかで終わるのだけど,

今日はふと,

「この写真の肖像権とか,写っている子どものプライバシーとか,どうなってるんやろう?」と思ってしまった.

 

もしSNSが1980年代前半に出来ていて,俺の親が俺の成長日記をSNSに投稿していたとする.

まだしゃべられないうちは,無抵抗に写真を撮られ,投稿される.

小学生ぐらいまでは,親がカメラを向けてくれているのに無邪気に応じて,

それがSNSに投稿され,「いいね」がたくさん付くのがうれしくて仕方が無いかもしれない.

でも中学ぐらいの多感な時期にさしかかると,状況は変わってくるような気がする.

ネット上に上がっている以上,見ようと思えば誰でも遡って,俺が誕生してから今までの写真を閲覧できる.

(限定公開していても,ネット上にあげていたら,流出しても多分文句言えない.)

少なくとも俺が中学や高校の時に,こういう状態になっていたら,いやでいやで仕方なかったと思う.

「なに,俺の許可無く俺の写真アップしてくれとんじゃ〜!!」って,多分言うんちゃうかなと思う.

そういった時期を終え,成人してしまえば,まあいっかとも思うかもしれないけど,

人によっては,幼少期の写真が原因でいじめにあったり,幼少期のつらい記憶(例えば両親の離婚など)を思い出さされるなど,

問題も出てくるかもしれない.

 

問題なのは,被害を受ける人自身がSNSに投稿したわけでは無いということ.

極端な話,

「親が投稿した写真のせいで,精神的苦痛にあった」

と親子間で裁判沙汰になったりする可能性もなくはない.

 

まだSNSが普及して数年しか立っていないから,問題が表面化していないけど,

後10年位立ったら,表面化するかもしれない.

 

あ,これは俺がただ,ふと思っただけで,

こどもの写真をSNSに載せるなって言っているわけではありません.

俺自身,安易に何でも投稿してしまう方なので,少し考えてから投稿しようと思った次第です.

 

神戸空港行きの飛行機が遅延しとるので,ラウンジに入って,つらつらと書きました.

すんません.

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