土曜日に梅棹忠夫展に行ってきた.
「知的生産の技術」を読んだのは大学院修士2年だったと思う.
当時,俺は研究の仕方でかなり苦しんでいた.
オリジナリティーって何ですか?みたいな.
論文などで得た断片的な知識をどのようにして自分の研究と結びつけるのか,
どのようにして創造性を膨らますのか.
そういった悩みを持っていたので,研究の方法についての書籍をいろいろ探していた.
そこで出会ったのが「知的生産の技術」だった.
本屋で「知的生産の技術」を見つけた時,恥ずかしながら梅棹忠夫を知らなかった.
ただ,ベストセラーコーナーに積まれてあったので,まあ読んでおいて損は無いかと思って買った.
で,ちょうどその日,俺は親戚のおじさんの家で晩ご飯をよばれることになっていた.
晩ご飯を食べながら,日頃の研究生活の話をしていると,おじさんが,
「お前も大学院生やったらウメサオタダオぐらい知ってるやろ」
と言い始めた.
こんな偶然あるんかと思ったが,
「聞いた事ありますね.確か京大の先生やった人ですよね.」
とあたかもずっと前に知って,今奥底からその記憶を引っ張りだしてきたかのように答えた.
本当は今日知ったんやけど!!笑
「おお,知ってたか,今日,本の整理してたらコレ出てきて,
ケイは読んだ方がええと思ったからあげるわ」
と文庫本をもらった.
それがなんと「知的生産の技術」やった.
おじさん家からの帰り,
俺は自分で買った知的生産の技術と,おじさんからもらった知的生産の技術の二冊を持っていたのだ.
そんな不思議な出会いをした梅棹忠夫先生の展示会に土曜日にいってきた.
写真撮影OKとのことだったので,たくさん撮った.
そのごく一部を載せときます.
興味があったら是非足を運んでみてください.
入場料1000円は安いと思いました.
年間の山ゆきが100日を超え,2年生三回って!
俺は釣行100日超えても留年せんかったぞ.
梅棹忠夫、今西錦司は私も大好きでした。梅棹さん、もちろん、千里の民博の初代館長というのは知ってると思うけど、桃山台3丁目に住んではったのよ。なんとご近所さん。
返信削除この展覧会は民博の巡回なのかな?
青馬窯MZさん,コメントありがとう!
返信削除梅棹さんの文章はなんか親しみやすいなと思ってたら,関西人やった.でいろいろ調べてみたら民博の館長ってことも分かった.
3丁目か,さすがやな!
あそこは金持ちが住んでるイメージ 笑