午後に専門でない論文を読んでいると知らない専門用語の連発で,
読み進めないことにイライラし,集中力を欠いていた.
いかんいかんと思い,脳にかかる負荷を少しさげようと日本語を探し,
先日献本頂いた"海と生命"を見つけてぺらぺらと読んでいた.
この本は海洋生命系のダイナミクスというシリーズの第5巻で,
海洋研の研究者が多数出てくるので,あの人が書いたのかと思いながら読めてなかなか楽しい.
ぺらぺらめくりどこを読もうかなと探るも,視線が着地したのはやはり専門分野の章.
第25章 変動する海の生物資源/渡邊良郎
さらっと読んでオッ!
と思った.
19世紀初頭から現在にいたるまで,
魚類資源の概念ができるところから現在の加入量変動やレジームシフトの話まで,
キーになる論文を出しながら,資源研究の歴史を紹介してくれている.
専門領域で未解決かつ重要な問題とは何か?を理解するためには,
専門領域のトレンドを分かりやすく,かつ高い情報密度でお届けしてくれる.このような文章を読むことが最適だと思った.
また,専門領域の発展に貢献したければ,
この文章が俺に与えてくれたような"ぴりっ"とした文章を俺も目指さないといけないと思った.
頑張ります!!
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