6-0でキューバに快勝!
今日は朝から気分がいい.
でも,イチローは5打数0安打.
全打席を見ても,ほとんどいいところはなかった.
ふと思ったんだけど,
サッカーでイチローと同じ立ち位置にいたのは中田英.
でも2人が日本代表に所属していた期間の,代表の結果はかなり対照的だ.
イチローは
第一回WBCで優勝.
第二回も今のところチームの成績が良い.
一方,中田は,
ワールドカップで惨敗.
どうして,超一流と評価されている二人の結果に,
これだけの違いが出ているのだろうか?
よく,中田英不要説みたいなのがささやかれた時,
チームメイトとの信頼関係が無いのでは!?
というニュアンスの記事をよく見た.
だからチームとの連携がうまく計れず,いい結果を出せなかったと.
でも,俺が思うにそうではなくて,
イチローは他の選手に対して師になりきれているのに対して,
中田英はあくまで一選手として振るまったからだと思う.
これを説明するのはなかなか難しい気がするけども,チャレンジします.
参考書はこれです.
先生はえらい
この本で,内田樹は,
師が師であり得るのは,
師がいかなる機能を果たすかを,師は知っているけれど,
自分は知らないと弟子が考えているからです.
と書いている.
ここで面白いのは,
師が本当に知っているかは問題ではないということ.
弟子がそう勘違いして,師と思いこんでしまえば,
弟子は勝手に師の影響を受けてしまう.
師,弟子というのは,今でいう先生と生徒の関係だ.
先生が,
何かを生徒に享受するというのは,生徒に影響を与える学びの一部分ではあるけれども,
実は学びの本質は違うところにある.
生徒が,
この人には俺に無い何かを持っていると思い込み,
先生の所作に注目し,真似をし,考えた結果,先生の影響を受けることが学びだというのだ.
なるほど.
別にイチローが,
こういう状況ではこういうプレーを心がけようとか,
バットはこの角度で出したら上手く打てるとか指導してる訳ではないはず.
イチローは試合後のコメントなど,
言ってることがよくわからないことも多い.
成績がふるわなくてもアッケラカンとしてることもある.
そんなミステリアスでただ者ではない感じが,生徒(チームメイト)の内から込み上げる欲求を駆り立てるんだと思う.
イチローの影響の輪がチーム全体に及んでいるので,イチロー自身の成績が悪くてもチームとしてはいい状態にあるのではないか.
一方,中田は,試合後のインタビューで
一人一人が玉際でもっと強くならないと,強豪とは戦えない
というような,非常に的確な考察をする.
しかし,こういうことは中澤とかツネ様が言えばいいことであって,
中田の役割はもっと違うところにあったんじゃないかと思う.
チームメイトの自発的なアクションを促せなかった点で,
中田は先生ではなくて,一選手となってしまい,
影響の輪はイチローに比べて小さくなって,いい結果がだせなかったんじゃないか.
んー,完全な駄文ですね.
まあ,何を言いたいかほんの少し分かってもらえればうれしいです.
ちなみに
先生はえらい
は,Kawagucciさんに薦められ読んだんだけど,悔しいかな,面白かった.
ぜひ読んでみて下さい.
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