2009年2月11日水曜日

研究のオリジナリティーが薄れていく...

昨日投げたメールの返信が今日届いていた.

先生との打ち合わせは金曜に決定.

それはいい.

ただメールには,打ち合わせまでに検討しておいてほしい論文ってことで,
論文のファイルが添付されていた.

フランスのウナギ研究者の論文で,俺とやってる研究がかなり似ている.

彼が2008年に出した論文をこの前論文紹介したばかり.

だから,添付された論文をぱらぱらと見ただけで,
あー!!やられた!
と思った.

その論文も2008年に出ている.

俺が取りかかっていた研究と瓜二つ.

結果は丸かぶりで,違いと言えば,その結果を導く手法だけ(その手法が俺の方が優れているのが唯一の救い).

彼は2008年にfirst authorで2本書いてたのだ.

先を越されたショックと,専門分野の論文に,教えられるまで気付かなかったショックで朝からブルーだす.

俺は,おもなJournalについては,そのJournalのホームページが更新されれば(新しい論文が掲載されれば),メールで教えてくれる機能を使っている(RSS).

しかし,今回の論文が掲載されたJournalはその機能がなく,見落としてしまった.

不覚....

まあ,気を取り直そう.

これで,どのぐらいのオリジナリティーならどれぐらいのジャーナルに載るか分かったし,
彼が言っているのは俺の考えの範疇だから,+αで彼の考えてなかった解析なり実験をして,さらに上のジャーナルを目指してやる.

いざ!

3 件のコメント:

  1. フランスの研究者が先に研究発表をしたというニュースは、興味深く読ませてもらいました。DJが行っている研究領域が他の国の研究者の領域にもなっているということは、一応、無謀な研究ではないという証か。自らの課題に精進して向かい合ってください。

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  2. いい経験。「研究」は、モタモタしていたのではダメ。日本人の研究者は、この点、少し自分に甘すぎる。何かの研究が、脚光を浴びると、「そんなの日本の研究者仲間では常識」などと言い合って、サケを飲んで鬱憤晴らしという話は良く耳にする。
    だけど、眼前にFirst author の証拠が出せない以上、何をほざいてもダメ。
    この辺り、自分の領域でガツンとやられてヨカッタ。いい勉強になったね。

    この先、サケを飲んで「オレが先だ」などと鬱憤晴らしすることのないよう、先ず、手早く論文にして“顔出し”を忘れないようにしよう。

    MZ氏は、常に福祉時代の先端を走ったが、証文はある。新聞記事、論文、まあ、誰でもみて下さい。ノーマライゼーションなど30年早くやってました。

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  3. 校長さん,MZ氏コメントありがとう.

    励みになります.

    結果を出すというアクションには慣れてきましたが,それを論文という形で投稿するのにはまだまだ甘えがあったかもしれません.

    常に投稿することを考えながら日々邁進していきます.

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