2009年1月27日火曜日

粒子追跡緯度経度問題

んー.
行き詰まっています.

11時までに,今日のTo Doを粒子追跡とKettle論文だけまでに片付けました.

しかし,粒子追跡のほうをどうするか....

今やっている粒子追跡シミュレーションというのは,
海流のモデルデータを使って,受動的な粒子がどのように流されるのかをシミュレーションするというものです.

どういうことかというのは,
小説や映画でよくあるビンに入れた手紙などを思い出してもらえるとイメージしやすいと思います.

日本の沿岸から流した小ビンが黒潮に乗ってカリフォルニアで発見されたり,
中国,韓国の沿岸で捨てられたゴミが対馬に漂着したり.

自ら動くことの出来ない受動的な物体は,海流に身を委ねて流されます.

これを生物に応用したものが,俺のやってる粒子追跡シミュレーションなんです.

外洋で産卵された卵や孵化後間もない仔稚魚は遊泳力が乏しいので,受動的な粒子と見立てることができるわけです.

で,何が問題か.

今までのシミュレーションでは,図に示したメルカトル図法という図法で粒子の位置を計算してました.



この図法では,
図に示したように赤道の近くで経度方向(横方向)に10度移動する場合も,北海道あたりで10度移動する場合も距離が等しい.

つまり,どの緯度帯でも経度1度の距離が等しい訳です.

しかし,地球は丸い.

だから本当は次の図のようなイメージになるはずなんです.



これだと,赤道近くで経度方向に10度移動したのと同じ距離だけ北海道で移動すると10度以上移動します.

つまり,赤道域から極に行くにしたがって経度1度あたりの距離は短くなります.

今のプログラムでは簡単なのでメルカトル的に経度の距離を定数で与えていました.

それを変数,つまり緯度に応じて経度の距離が変化するようにプログラムを入れないといけません.

今はまだプログラムがうまく動いてくれません.

うまく動いてくれたとして,あってるかの検証もしないといけません.

そして,改良したプログラムで今までと同じ結論を得られるか検証しなくてはいけない.

同じ結論を得られなかったら?? 

それは今は考えないようにしよう 笑

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