昨日は一人寂しく鍋をしながらTVを見た.
水曜日は見たい番組が特に少ないのだが,
昨日は"テレビってやつは"を見た.
昨日の番組のテーマは,
"女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?"という本をうけて,
ゲストに現役キャバ嬢を迎えて,キャバクラの現在を探るといった趣旨だ.
そこで興味深かったのはアンケート.
キャバ嬢に自己分析のアンケートをやってもらったところ,
自分は自己中心的だ,とか
褒められないとやる気が出ない
などの事項が上位をしめた.
これは一般の人とは異なるらしい.
俺はこのアンケート結果を見て,
どこかで受けた印象と似たものを感じた.
今朝思い出したのだが,
デール・カーネギーやフィリップ・マグローの本に,
全ての人が最も恐れることは"拒絶されること"であり,
全ての人がいちばん必要としていることは"受け入れられること"
と書いていた.
普段からみんなこのようなことに対して,無意識に避けたり,求めたりしている.
"褒められないとやる気がしない"というのは, 褒められたらやる気が出るということで,
お客さんに褒めてもらえるからこの仕事が好きということの裏返しであろう.
つまり,認めてもらいたい,受け入れられたいということだと思う.
キャバ嬢というお水の世界に身を置いているという吹っ切れた感じのせいか,
人間の深層心理を反映したアンケート結果だなと思った.
さらには,そういった人間の大事な感情を満たすために,最近キャバ嬢になりたい人が多いのかなとも思った.
そうであるならば,,
仕事を,人間の大事な感情を満たすための薬にするな!
と言いたい.
少しだけ上杉隆さんが言ってたのだが,
キャバ嬢の末路は悲惨なことが多いらしい.
やっぱり,キャバ嬢をやってるうちに仕事が感情を満たすための薬となって,依存してしまうのだろう.
引退というのは,大麻常習者から大麻を取り上げた時と同じ状況なのかもしれない.
風俗というのはそういった面で怖い世界だと思う.
仕事として気軽に始められるのは良くないと思う.
全然関係のない立場だけど,
風俗店は雇っている人たちの引退後のケアなどをちゃんとすべきだと思った.
かつての山田詠美のようにそれを糧にもっと深い人間の心理を描けるようになった人は尊敬に値するけど、そんな自己中なヤツは底が浅すぎや。そんな仕事場でほめられることを期待してどうすんねん。キャバ嬢でもなんでも、いつもほめられちやほやされてたら、いつのびるんやろな。カーネギーやマグローなんかを引用するレベルではないのでは?要はプロ根性じゃないで!プロのおミズはどこまでも自分に厳しいで!昔の武士は、ほめられて、何の苦労も無い状態を「自分はこれぐらいのものに思われているのか」と非常に不安になり。神さんに「我に難難辛苦をあたえたまえ」と祈ったとか。。。自分を高める気持ちの無いヤツ、それが教養のないやつ。今のキャバ嬢は教養がない。プロのおミズは教養がある。私はそう思います。しかし、なんでこんなにキャバ嬢で熱く語ってんねやろ。私ら。
返信削除そうね.プロでやってる人もいるから一概には言えないかもしれないけど,風俗の敷居が低くなって,誰でもバイト感覚でできる状況に問題があるかなと思う.
返信削除まあ,別に俺が口出しすることでも無いねんけど,東京にいるとそれらしき人たちをよく見るから可哀想やなーと思って.
アノーぅ、スミマセン。
返信削除僕、何も知らんので、恥ずかしいのですが、一つ、教えて下さい。
キャバクラ嬢って、何ですか?
キャバクラというのは,銀座のクラブのもっと敷居の低い感じの店のことで,
返信削除お客さんとわいわい話をして,お酒を飲む仕事のことだと思います.
ホステスと何が違うのかは知りませんが,そのへんはgoogleで調べてみて下さい.
世間知らずのMZ氏、随分、勉強になった。
返信削除「お水の世界」と言うから海洋学のことかと思っていました。