2010年3月31日水曜日

後輩の学会発表練習に付き合い,批判するときの心構えを考える

つい先日行われた水産学会研究室の後輩2人(共にM1)が学会デビューした.
俺が学会で初めて発表したのはM2の秋だったので,
結構頑張ってまとめられたのだと思う.

で,発表練習に付き合ったのだけど,初めての学会発表ということもあって,
結果と考察が混ざっていたり,適切な言葉を選べていなかったり,スライドの統一感がなかったり,,,,,まあ,数えきれないぐらい粗が見える.

それはただ,俺が彼らよりも長い事研究生活を送って,経験を積んだからであって,
当たり前の事.

これから後輩の研究を評価することも多くなってくるだろうから,
こういったシチュエーションになった時の批判の仕方というか,
感情的になって,主観的で一方的な発言にならないような心構えを考えておかないといけない.

まず,俺が後輩の発表を評価する場合,それと同時に,後輩は俺の評価の質を評価している
ということを意識しておかなくてはいけないと思う.
後輩の研究がより良くなるように,客観的かつ建設的な意見を述べようという姿勢をもって批判することが,
俺の評価に対する後輩の評価を上げることになるだろう.

もう一つ重要な事は,
たとえ正しい批判でも,批判するタイミングが正しいかを考える事.
今回は発表2日前にも関わらず,修正するのに2日以上かかることを言ってしまった.

締め切りまでに何をするのがベストか
という視点も持ち合わせておかないといけないな~.

もちろん,その後の課題という事で言う事も良いかもしれないけど,
当事者は一杯一杯でその指摘までフォローできないだろうし.
発表が終わってから言ってあげたほうが良いかも.

評価,批判をする力をもっとつけていかないとな~.

前にもこんな事書いた覚えがあるけど,まあいいや.

2 件のコメント:

  1. なかなか後輩思いのコメントですね。グッドです。ただ、どの後輩にも同じようにコメントするのはどうかなあ。思う心があれば、感じたまま変な配慮をせずに、ずけずけ言うのが好きですねえ。優秀なDJには言ったよねえ。俺にほめられるようになったら終わりだと。自信が傲慢になっている後輩、必要以上に自信喪失になっている後輩、時々でありようは変わるだろうけど、大事なことは、誰にでも期待値をもって、見守ることではないかなあ。厳しい、または辛辣なことを言っても、見守っておれば大丈夫。どんなにやさしい言葉をかけても見張ってはだめですね。見守らないと。見張られているか、見守られているか、大人も人間で動物だから、動物的勘で感じてしまうんですね。人間て怖いねえ。

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  2. 校長さん,コメントありがとう!

    まあ,相手次第で当然言葉は選ぶようにはしてるけど,基本的に伝えたいメッセージは同じです.
    んで,今回の記事で言いたいことは,
    こういう姿勢で相手を評価することが,評価する側の成長のためになる
    ということなんですよ.

    見守るとか見張るとか,上目線なことはできる立場にないので,
    あくまで共同作業って感じで,フラットにやっていきます.

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